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2012年11月28日水曜日

和太鼓(Wadaiko)の桴(Bachi)を製作

先日、地元の小学校の教頭先生がお見えになり、
「生徒(Schoolchildren)が、大人用のBachi)で和太鼓Wadaiko)を練習しているので、細いを製作(Manufacture)してもらえないでしょうか。」

ということで、細い桴を30組(60本)製作しました。


材質(Material)      樺(Kaba)、樺桜(Kabazakura)
寸法(Size)        φ18 x 360 mm (1尺2寸)


写真(Picture)は、
製作途中で角棒(Angle stick)(20x20)を丸棒(Round bar)(φ18)にしているところです。





 
全部丸め終わりました。 
 
 
 
丸鋸'(marunoko)で木口koguchi)を切り長さを決めます。
 
木口を全部切り終わったところです。
このままだと手が痛いし、太鼓の皮を傷めるので もう一手間掛けます。
R面取り(round)して完成です。
 
 
 
[ 製作秘話 ]
 
木目が切れているので、加工中にお釈迦(不良品)も出ました。
もし、お釈迦にならずに桴(丸棒)が出来たとしても、
このような木目の桴は、太鼓(Taiko)を叩いているうちに必ず折れます。
 
 
 
 
 
 
プロ野球baseball)を観ていると、たまに木のバットbat)が折れるA bat breaks)ことがあります。
上記の写真ように、木の目に沿って必ず折れます。
ですから、木のバットは、材料を(なた)で割って目(木目)を通してから、乾燥させて削ります。
  
 
木材Wood)の樺(Kaba)ですが、本当の真樺(Makaba)や白樺(Shirakaba)ではありません。
 

通称(Common name)
かば(樺)、かばざくら(樺桜)、やまざくら(山桜)、ほんざくら(本桜)
などと呼ばれています。


「かばざくら」というと、埼玉県北本市石戸にある蒲桜(Kabazakura)が有名です。樹齢は800年と推定され、天然記念物であり日本五大桜の1つでもある。
 
 
樺といえば、秋田県仙北市角館(Kakunodate)の樺細工(桜皮細工)の茶筒は、とても有名です。
山桜の樹皮(Bark)を利用し、世界に類を見ない、味わい深く趣のある伝統工芸です。
樺細工(Kabazaiku)の材料は、大山桜霞桜の樹皮です。
  
また、角館は、「みちのくの小京都」と呼ばれています。
 
  


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