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2010年12月8日水曜日

角形リチウムイオン電池正極缶の製作(lithium-ion rechargeable battery)

携帯電話用角形リチウムイオン電池の正極缶をアルミの無垢材から切削加工しましたのでご紹介致します。

電池(蓄電池、バッテリー)の正極缶は、電池(バッテリー battery)用外装缶(電池ケース、メタルジャケット)などと呼ばれているようです。

1個から10個くらいの試作品(金型を作らずに)を製作してくれるところ(工場、試作屋、金型屋)は、世界中にあまりなようです。(ホントかな?)

全体の寸法は、6 x 38 x 50.5

立ち壁の厚みは、0.3mm
底の厚みは、0.5mm
長穴の深さは、50mm


図面を見た時、これは削り出し出来ないと思いましたが、
「なんとか試作してもらえないか。」
と、お得意様からの強い要望がございましたので、
「チャレンジしてみますけど、切削加工ではビビリが生じて無理かも知れませんよ。加工(マシニング加工)してみますが、出来なかったら勘弁して下さい。」

案の定、何個加工してもビビリが止まりませんでした。
中から加工するか、外から加工するか、切削量や切削速度を変えたり
いろいろ試して何とか、形にしました。















量産は、深絞りで加工しています。

自信のある方、加工してみて下さい。
「こんなの簡単に出来たよ」
という方が、いらしゃいましたらご連絡下さい。
お友達になりましょう。

2010年7月28日水曜日

金型(Mold)について

2003年今から7年ほど前に製作した金型(Mold)についてお話しします。
なんだそんな昔の話、聞きたくないよ。という声が聞こえそうですが、
基本的には、現在もほとんど変わっていません。

下記のイラストレータの画像1枚で金型(Mold)を製作したいという依頼でした。
ワーム (worm)(エビの擬似エサ)の金型です。
釣りの好きな方は、これで釣りしたことある人もいるかもしれません。




当然、三次元の図面はありません。
イラストレータでDXFに変換し、3D_CADでこつこつと面張りをして三次元化しました。

目をもう少し優しく、腰をもう少しスリムにしたい。
などの要望を10カ所くらいの設計変更をし、
1個取りのテスト金型を2回作りました。

数ヶ月後、下記の量産用24個取り金型を製作しました。




お得意様は、3D_CADデータでは、確認できないのでJpegに変換して
Mailで何度もやりとりして、製作しました。










C#のブログを始めました。
興味のある方は、見に来てください。
C#ビギナー
Visual C# 2008 Express Edition

2010年5月17日月曜日

設計・製造ソリューション展 が開催されます

設計製造ソリューション展
機械要素展
3D&バーチャルリアリティ展

が、6月開催されます。興味のある方は、ビッグサイトへ。
僕は、毎年行っています。

確か、当時日本で、ほとんどの人が知らなかった現在3D_CADで有名な
Solid Worksは1995年に、Solid Edgeは1996年に紹介されていました。

3次元CADが、100万円前後で買える時代が来たのかと驚いたのを覚えています。
当時、1000万円以下の3次元CAD/CAMは、ほとんど無く「高嶺の花」でした。

当時3D_CADは買えないので、3D_CGの10万円前後のソフトを買い勉強をしていました。
でも、ある程度の形になるのですが、フィレット(角R)で計算できなくてエラーになるお粗末なCGでした。














2010年4月26日月曜日

エアリストリクタを製作(旋盤加工)(Turn,Lathe)

旋盤加工は、英語で Lathe または Turn。

エアリストリクタ(F1用?)(Air restrictor valve)を製作しましたので紹介します。


断面図を回転させて、シェーディングさせた画像。













実際に製作する前の問題点

1)薄肉なので、ビビリが生じないか?  
加工してみないと解らない。

2)エグリが深いので既成のバイトが無い。
刃物を自作する。旋盤屋なら当たり前か。

3)ラッパ形状が、スプライン曲線なのでNCプログラムが膨大で
メモリーの中に入らない。
NC旋盤をDNC運転させる。




実際に加工した画像もUPしておきます。

ビビリもなく加工できました。











2010年2月16日火曜日

2010年1月26日火曜日

スイッチ(12) 7Segment_LED(1)


7セグメントLED[GL9A040G]のA,B,C,D,E,F,G,Dpにそれぞれタクトスイッチを8個付けて0,1,2,3,4,5,6,7,8,9を表示させてみましょう。






見にくくてすみません。なかなか(非常に)難しいです。

これが、アナログです。この手作業こそが、「ものづくり」の醍醐味です。

もう一度、VIDEOの撮影をやり直しても、また、多分(いや、99%)、失敗します。

2010年1月10日日曜日

スイッチ(11) Full_Color_LED(2)

[ 実験 MikroC Pro PIC16F84A_SW_LED_0043]

スイッチを押すと前回(PIC無しで押した時)と同じ色で発色するLEDのプログラムを考えなさい。


スイッチ(10) Full_Color_LED(1)

Full_Color_LEDを下記のように配線し、
いろいろスイッチを押し方を変えて何色になるか確認しましょう。





フルカラーLEDは、「色の3原色」の赤(Red)、青(Blue)、緑(Green)の3個のLEDからできています。

リード(足)は、4本です。アノード(Anode)とカソード(Cathode)の2種類あります。

今回は、日亜化学のアノードタイプのフルカラーLEDです。



3個のスイッチの組み合わせは、7通りあります。

赤(R)、青(B)、緑(G)の組み合わせです。

(R)、(B)を混ぜると、何色?
(B)、(G)を混ぜると、何色?
(R)、(G)を混ぜると、何色?
(R)、(B)、(G)を混ぜると、何色?








Data Sheet より








赤、青、緑、マゼンダ、シアン、黄色、白


mikroC PRO for PIC

2010年1月6日水曜日

スイッチ(9) 論理OR演算子(A || B)

[ 実験MikroC Pro PIC16F84A_SW_LED_0039]


SW1とSW2のスイッチのどちらか一方または2個同時に押した時、LEDが点灯するプログラムを考えなさい。











論理OR演算子


if (A ||B)

if (button(&PORTA,0,1,0) ||button(&PORTA,1,1,0))


論理OR演算子(logical OR operator)と呼ばれ、

「A または Bのどちらか一方または両方が真(0以外)」のとき真(true)、
「どちらも偽(0)」ならば偽(false)。


















mikroC PRO for PIC